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2026-10-02

「検索してもクリックされない」時代へ。ゼロクリック検索と、これからのホームページの役割

「検索順位は変わっていないのに、ホームページへのアクセスが減ってきた」。最近、こうしたご相談をいただく機会が増えています。

その原因のひとつが「ゼロクリック検索」です。検索した人が、検索結果の画面だけで用を済ませ、どのサイトもクリックせずに帰ってしまう現象のことです。

この記事では、ゼロクリック検索の仕組みと、中小企業のホームページがこれから何をすべきかを、制作会社の立場からわかりやすく解説します。

ゼロクリック検索とは

ゼロクリック検索とは、検索結果ページに表示された情報だけで疑問が解決し、Webサイトを1つも訪問せずに検索を終える行動のことです。

たとえば、次のような検索を思い浮かべてみてください。

  • 「佐久市 天気」と検索して、検索結果に出た天気予報を見て終わる
  • 「〇〇店 営業時間」と検索して、地図の横に出た営業時間を見て終わる
  • 「SSLとは」と検索して、検索結果の上に出た説明文を読んで終わる

どれも、利用者にとっては便利です。しかしサイトを運営する側から見ると、「情報は見られているのに、サイトには誰も来ていない」という状態になります。

以前からあった「強調スニペット」や「ナレッジパネル」に加え、最近はAIが検索結果の上で答えをまとめて表示するようになったことで、この傾向が一気に強まっています。

なぜ今、ゼロクリック検索が増えているのか

大きなきっかけは、Googleの「AI Overviews(AIによる概要)」と「AIモード」です。検索すると、AIが複数のサイトの情報をまとめた回答を、検索結果のいちばん上に表示します。日本でもAIモードは2025年9月から提供が始まりました。

その影響は、すでに数字に表れています。

調査 わかったこと
Ahrefs(SEOツール会社) AI Overviewsが表示されるキーワードでは、検索1位のページでもクリック率が日本で約38%低下
NTTドコモ モバイル社会研究所 生成AIの利用者のうち、AIの要約が出るとリンクをクリックせずに終えることがある人が合計64%

つまり、「検索で1位を取れば、お客様が来てくれる」という、これまでの前提が崩れ始めているのです。

もうひとつの背景は、利用者の側の変化です。スマートフォンで、すき間時間に「とにかく答えだけ知りたい」という検索が増えています。AIの要約は、こうしたニーズにぴったり合っています。一時的な流行ではなく、検索のかたちそのものが変わりつつあると考えた方がよいでしょう。

影響を受けやすいページ、受けにくいページ

とはいえ、すべてのページが同じように影響を受けるわけではありません。分かれ目は、「検索結果の画面だけで用が済むかどうか」です。

影響を受けやすいページ 影響を受けにくいページ
内容の例 用語の解説、一般的なやり方、営業時間・アクセスなどの基本情報 見積り・相談、来店予約、購入、採用への応募
利用者の気持ち 「答えがわかれば十分」 「この会社に頼みたい・行ってみたい」
起きること AIの要約で満足して、サイトに来ない 行動するために、サイトを訪れる

「〇〇とは」といった一般的な解説記事は、AIがまとめて答えてしまいやすい分野です。一方で、お問い合わせや来店、購入など「行動」が必要な場面では、利用者は今でもサイトを訪れます。

ここから言えるのは、これからのホームページは「情報を読ませる場所」から、「来てくれた人に行動してもらう場所」へと役割が変わっていく、ということです。

中小企業がやるべき5つの対策

1. 会社名・サービス名で検索してもらう(指名検索を増やす)

AIの要約は「〇〇とは」のような一般的な質問に強い一方、「株式会社〇〇」のように会社名で検索した人は、その会社のサイトを訪れる可能性が高くなります。チラシや名刺、SNS、地域のイベントなど、検索以外の場所で名前を覚えてもらう取り組みが、これまで以上に大切になります。

2. Googleビジネスプロフィールを整える

地域で商売をしている会社にとって、検索結果に出る地図や店舗情報は「もうひとつのホームページ」です。営業時間、写真、サービス内容、最新情報を常に正しく保っておきましょう。サイトに来てもらえなくても、そこで選ばれれば来店や電話につながります。

3. AIに引用されやすい書き方をする

AIは、わかりやすく整理された情報を引用する傾向があります。次のような書き方を意識すると、AIの回答の中で自社の名前が紹介される可能性が高まります。

  • 質問に対する答えを、最初に一文で書く
  • よくある質問(FAQ)のページを用意する
  • 会社情報やサービス内容を「構造化データ」で検索エンジンに正しく伝える

4. 自社にしか書けない情報を発信する

一般的な解説はAIが代わりに答えられますが、「自社の施工事例」「お客様の声」「地域ならではの情報」は、AIには作れません。こうした一次情報こそが、これからのホームページの強みになります。

5. 来てくれた人に、伝えたい情報を確実に見せる

ゼロクリック時代には、サイトを訪れてくれる人の数が減ります。そのぶん、来てくれた1人ひとりの価値が上がります。

ところが多くのサイトでは、キャンペーンや採用情報、大切なお知らせが「トピックス」欄の中に埋もれてしまい、せっかくの訪問者に気づかれないまま終わっています。

そこで有効なのが、ページを開いたときに情報を目立たせて表示する「ポップアップ」です。パスカルでは、ノーコードで簡単にポップアップを作成・表示できるNAVI GO mini シリーズを提供しています。WordPressサイト向けの「miniゼロ」と、さまざまなホームページや業務システムに対応した「mini」の2種類から選べます。

佐久地域でも、株式会社エフエムさくだいら様や平尾温泉株式会社様にご活用いただいています。

あわせて、訪問者が「相談したい」と思った瞬間に迷わず連絡できるよう、お問い合わせフォームを使いやすくしておくことも大切です。詳しくは「ビジネス成長を左右する「お問い合わせフォーム」の重要性と改善ポイント」もご覧ください。

アクセス数だけで判断しない

ゼロクリック時代には、「アクセス数が減った=ホームページの効果が落ちた」とは限りません。次のような指標もあわせて見ていきましょう。

指標 確認できるツール 見るポイント
表示回数 Google Search Console 検索結果に表示された回数。クリックされなくても、名前を見てもらえている証拠
指名検索の数 Google Search Console 会社名やサービス名での検索が増えているか
お問い合わせ・予約の件数 Google Analytics(GA4)など 最終的な成果が維持・向上しているか

たとえば、「表示回数は増えているのに、クリック数は減っている」場合は、ゼロクリック検索の影響を受けている可能性があります。そのときは、アクセス数を追いかけるよりも、来てくれた人をお問い合わせにつなげる工夫を優先するのが効果的です。

まとめ:SEOは終わらない。目的が変わるだけ

ゼロクリック検索の広がりで、「検索順位=アクセス数=成果」という時代は終わりつつあります。ただし、SEOが不要になるわけではありません。

これからは、検索結果やAIの回答の中で名前を知ってもらうこと、そして来てくれた人に確実に行動してもらうことが、ホームページの大切な役割になります。

サイト全体を見直したい方へ

パスカルでは、長野県佐久市を拠点に、SEOやAI検索を意識したホームページ制作・リニューアルを行っています。「最近アクセスが減った」「今のサイトで大丈夫か不安」という方も、お気軽にご相談ください。

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今のサイトのまま、情報発信を強化したい方へ

キャンペーンや採用情報、大切なお知らせを、訪問者の目に留まる形で届けたい方には、ポップアップ表示ツール「NAVI GO mini シリーズ」がおすすめです。

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