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2025-08-04
「モバイルフレンドリー」とはスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でウェブサイトを快適に閲覧・ 利用できるように設計されたウェブサイトやコンテンツを指します。 「レスポンシブウェブデザイン」「モバイル対応」「スマートフォン最適化」とも言われます。
モバイルフレンドリー(Mobile Friendly)の概念は、インターネット利用がパソコン中心から スマートフォンやタブレット端末に移行し始めた2000年代後半から徐々に注目されるようになりました。 以下に「モバイルフレンドリー」に関連する主要な歴史的な出来事や技術の進展を紹介します。
Appleの初代「iPhone」が発売されたことで、スマートフォンの普及が加速しました。(ここからスマートフォンが始まったと言われる方もいるかもしれません。) モバイル端末でのインターネット利用が本格的に注目されるようになり、従来のPC向けウェブサイト設計では不十分な点が顕在化しました。 モバイル専用のウェブサイトが登場し、「モバイルフレンドリー」の必要性が高まり始めました。
Ethan Marcotteが提唱した「レスポンシブウェブデザイン」が広く知られるようになる。 レスポンシブデザインとは一つのHTML構造で、画面サイズに応じて自動的にレイアウトを調整する技術です。 スマートフォンやタブレットの普及により、従来の「モバイル専用サイト」から「レスポンシブウェブデザイン」への移行が進みました。
2015年4月: Googleが検索アルゴリズムに「モバイルフレンドリー」をランキング要素として導入。 このアップデートは「モバイルゲドン(Mobilegeddon)」とも呼ばれました。 モバイルフレンドリーでないウェブサイトは検索順位で不利になる可能性がでてきました。 これを契機に企業やメディアはモバイル対応の必要性を認識し、対応を急ぐようになります。
Googleが「Mobile First Index」を発表しました。 従来のデスクトップ版を基準としていたクロール・インデックスが、モバイル向けコンテンツを優先して評価する方式に移行しました。 このインデックスの登場によって、「モバイルファーストデザイン(最初からモバイル対応を重視した設計)」が一般的になりました。
AMPはGoogle主導で動的コンテンツを高速表示する技術です。 モバイル環境での高速なページ読み込みが重要視され、広告やニュースメディアを中心に導入が進みました。 モバイルフレンドリーの基準が「使いやすさ」だけではなく、「スピード」を含むようになりました。
スマートフォンの利用はPCを大きく上回り、多くのウェブサイトはモバイルフレンドリー対応が標準化されています。 モバイル向けの最適化は検索順位やビジネスの成功に欠かせない要素として認識されています。 レスポンシブデザイン、AMPの活用、ページ速度改善など多くの技術が統合的に利用されています。 モバイル専用ページだけではなく、「全てのデバイスでユーザーが快適に利用できる設計」が重視されます。
AIや機械学習に基づいた適応型のウェブデザイン(アダプティブデザイン)のさらなる進化が期待されます。 音声検索やタッチレスインターフェースを含めた新しいユーザビリティの検討が進みます。 モバイルだけでなく、スマートウォッチやIoTデバイス向けのフレンドリー設計の拡張が予想されます。
「モバイルフレンドリー」の歴史は、技術革新とユーザー行動の変化に伴い進化してきました。 特にスマートフォンの普及とGoogleのアルゴリズム変更が、「モバイルフレンドリー」の重要性を劇的に高めています。 現在ではモバイルフレンドリーはウェブ設計の「必須条件」となり、 ユーザーエクスペリエンスとSEOの両方で欠かせない要素として扱われています。
私たちは引き続きお客様のサイトの「モバイルフレンドリー」化、「レスポンシブデザイン」化を推進してまいります。 全ての人が携帯端末でインターネットにアクセスし、お客様の情報に触れる機会を提供してまいります。
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